ワキガ(わきが)とは、別名「臭汗症」あるいは「腋臭症」とも呼ばれていて、ワキの下にあるアポクリン腺という汗腺が活発に働くことが原因で、そこから異様な臭いを放つ症状をいう。日本人の場合は10〜20 人に1人程の割合でいると言われている。 注意すべきは「ワキガ(わきが)」と「汗臭い」は根本的に全く異なるという点である。ここでは「ワキガ」の原因・特徴を紹介します。
◇耳垢が湿っている
耳垢が粘々した湿っぽい場合は、90%程度の確率でわきがであると言われています。これは外耳道に多くのアポクリン腺があり、わきの下にも多くのアポクリン腺があることが予想できるからです。
◇下着のわきの部分に黄色いしみがつく
白い下着などを繰り返し着ているとわきの部分が黄ばむ場合にも、わきがである可能性が高いです。アポクリン汗腺からの分泌液に脂肪やタンパク質、鉄分、色素などが多く含まれているため、黄色いシミができやすい人は、アポクリン汗腺の分泌量が多いと考えられます。
◇家族にわきがの人がいる
親がわきがである場合、3割程度の確率で子供にわきが体質が遺伝すると言われています。祖父母がわきが体質である場合にも遺伝は起こる可能性はありますし、両親がともにわきが体質なら片親がわきがの場合よりも高い確率で遺伝するようです。
◇わきの下の毛が多い
わきが体質の人の多くは毛深く、1つの毛穴から2〜3本の毛が生えている人もいます。また、毛が多いことはその分毛穴も多いのでアポクリン線も多い傾向にある様です。さらに、毛が多い人はその分雑菌が繁殖しやすいのも原因のひとつといえます。女性の場合ワキ毛が太ければわきが体質の傾向、男性の場合は柔らかく細い毛の人がわきが体質の傾向のようです。
◇わきの下によく汗をかく
気温や精神・身体状態に関係なく湿っている場合が多いのもわきがの特徴のひとつです。汗は粘り気が強い。
◇肉料理や乳製品が好き
肉類や乳製品を多く食べると、アポクリン腺からの分泌物に、臭いの原因となる脂肪成分が増えると同時に、皮脂の分泌も過剰になるため、わきがの原因となり臭いが発生します。
◇わきが・体臭の原因◇
わきがの一番の原因となるのはアポクリン線ですが、その他の分泌腺の中にもわきがの原因となっているものがあります。
・わきがの原因-アポクリン腺
わきがの原因であるアポクリン腺 は、ワキの下をはじめ乳輪、へその周囲、外耳道、外陰部、肛門の周囲など限られた部分にのみ分布しており、毛穴と直結しています。 アポクリン腺から出る汗の成分は、脂肪・鉄分・色素・蛍光物質・尿素・アンモニアなどで、汗といっても粘り気のある乳白色がかった液体です。分泌される汗自体はほとんど臭いませんが、空気に触れると変質しやすい性質があり、皮膚表面の細菌によって分解されると独特の臭いを発するようになります。普通アポクリン腺は、ホルモンの関係上、思春期にいくらの粒くらいの大きさに発達し老年期に小さく衰えて行きます。したがって中学生頃からわきがは最も多く発生します。
・わきがの原因-エクリン腺
エクリン腺 はほぼ全身にくまなく分布しており、体温調節などの役割もあります。ここから出る汗の主成分は、塩分を含んだ水です(水:塩= 99 : 1 )。エクリン腺からの汗は、アポクリン腺の汗の臭いを広がらせる役目を果たしています。
・わきがの原因-皮脂腺
アポクリン腺と同様に毛穴と直結し、皮脂を分泌して皮膚が乾燥するのを防御しています。この皮脂腺分泌物に含まれる脂肪酸が雑菌と混ざり合うと、わきがの臭いを強め、さらに衣類や下着のワキの部分に黄褐色のシミなどが付着するようになります。